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人ってどうして過ちを繰り返すのでしょうか…。東京国立近代美術館にて「生誕150年 横山大観展」観てきてました。金曜、土曜の夜間会館が穴場と聞いていきましたが、来週末で終了となれば、やはりすごい混雑でした〜!それでもまだマシなほうとのことでしたが、あぁ〜前期にちゃんと行けばよかった〜。

今日はこれだけでも覚えて帰ってください。

「美術展は前期に行こう!」
(ちなみに展示が始まってすぐは待ちわびたファンが来るので、少し落ち着いた頃がいいとか。)

「10年前ってついこの間」みたいな感覚になる年齢に私もなりまして、「生々流転」もこの間公開したじゃん?みたいな感覚に陥り、大観の人気の程度を勘違いしておりました。2007年のブログで(http://shichiji.livedoor.biz/archives/906605.html)「生々流転」の記事を見たら、「始まったばかりは空いていて見やすいのでおすすめです。」って会期の初めに観に行って、書いているんですよね…。成長がないどころか、後退している…。そう、お分かりですか、これが森羅万象移りゆく、生々流転ということです。どやさ! 

それはそれとして、展示はため息ものでした!ディティールが素晴らしいから、じっくりといつまでも見ていられるのですよね。人が動かずに混雑する理由がよくわかります。私も岩絵の具を使ってみたいけども、手を広げすぎになってしまうかな…。じゃ、来世で。今回も私の一押し作品は10年前と同じ「迷児」です。07年の展示で初めて見たときに「嘘でしょ…」と思った気持ちが、まざまざと蘇りました。

こちらに作品画像と説明ありました!神様大集合の図。
http://taikan2018.exhn.jp/exhibition/

100年以上行方不明だった作品が発見とニュースに出ていた「白衣観音」 も公開していますね!正直に言うと、実物よりも発見に至る経緯の方が気になるのですが…。

「生誕150年 横山大観展」は5月27日まで。
http://taikan2018.exhn.jp/

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40mの絵巻「生々流転」を2mで再現したマスキングテープは、1階のミュージアムショップで販売中です。パッケージのアイコンを友人の小川千尋さんがデザインしています。

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熊谷守一展よりショップで取扱い頂いている「きみはひとりでどこかにいく」は引き続き置いて頂けることになりました!売れ行きも好調とのことで、SNSなどで見て、お立ち寄りくださった方もいるかもしれませんが、ご購入下さった方々、お立ち寄りいただいた方々、心よりありがとうございます。名乗り出ていただければ、ご多幸をお祈りの念を送らせていただきます。

ごらん、パトラッシュ、パウル・クレーの塗り絵と並んでいるよ。
今回の常設展はパウル・クレーが6点出ていました。(4点は油彩転写のリトグラフですが。)古賀春江との並びが良かったです。今検索して知ったのですが、古賀春江は男性でした…。嘘でしょ…。