行ってきました!東京国立近代美術館、「ゴードン・マッタ=クラーク展」
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/gmc/#section1-1

展示を見るまで、マッタ=クラークのことは知りませんでしたが、サイトスペシフィック・アート(「特定の場所に存在するために制作された美術作品」とのこと。Wikipediaから引用。ヘェ〜)で知られる70年代に活躍したアーティストです。

今回の展示は撮影可、ブログ、SNSで公開OKとのことで、

まず、会場の前に美術館入口前で見られるのが、こちら。
マッタクラーク1

《ごみの壁》

70年代にマッタ=クラークが作った作品をアーティストご本人は夭逝されているため、奥様と早稲田大学の学生で再制作したとのこと。オリジナル作品はゴミを固めて、展示して、また壊すまでをパフォーマンスにしていたそうです。

おそらく、一番の見所はこれじゃないでしょうか。
マッタクラーク2

手前《スプリッティング:四つの角》
奥の壁の作品《壁=紙》

手前が切り出した屋根。奥は新聞紙に壁の写真をカラーで印刷したもので、当時展示したものの再現です。

他にもNYの小さい土地を買って写真と一緒にその土地を売るとか、時計台の時計に張り付きながら歯磨きするとか、ヘンテコなことをたくさんしていらっしゃるのですが、感想としては圧倒的に

「建物、切りすぎ!」

これしか出てこないです。
展示の最初のほうはコンセプトを読んでは「上手いこと言うわね」と思ったり、実際に切っている動画を見ては「意外と地味にキコキコやってるのね」と思ったり、興味を持って見ていたのですけど、もう後半から、いやいや、切りすぎだよ!もうやめて!ほら〜許可取ってない建物にまで手を出すから警察に追われてるし!アントワープの《川が眺望できる部屋》に至っては、切り抜いた挙句、「芸術的方法で改装されたオフィス」として「独創的なデザインで、美しい眺め。完全に気候に順化。日当たり良好。」とか書いて新聞に賃貸の広告まで出して…。もう完全にGTO、グレートティーチャー鬼塚(親の家庭内別居で悩む生徒のために、壁がなければいいと言ってハンマーで両親の部屋の壁を壊して、万事解決する、あの伝説の)だと思ったら、脳内では反町隆史でしか再現されなくなってしまって…。極め付けのラストに、パリのビルの外壁を映した動画を見ていたら、建物の内側から、ハンマーで穴が開けられていく様子が。ハンマーが見えた瞬間、ニヤニヤしました。

展示を見終わって出たら、「みつけよう!あなたのまちのGMC」 と題して、インスタグラムでGMC(ゴードン・マッタ=クラーク)的なものをシェアしよう、という内容の張り紙が…。そこはGTOでしょ!とまたニタニタしたのでした。

あと、今回の展示は若い男性が多い印象で「サチモス」みたいな人(ファッションのボキャブラリーがなさすぎて、何て表現したらいいか分からない…)が多いな〜と思ってたのですが、ビームスとコラボしてるのですね。サチモスじゃなくて、ビームスっぽい男子ですね。近美とビームスとは、意外な組み合わせ!

ということで、コラボアイテム、ショップでは見かけなかった気がしますが(売り切れ?)、お帰りの際はミュージアムショップも是非忘れずに!何度もしつこいですが、拙著置いていただいております。
マッタクラーク4

工芸館も所蔵作品展も見られますので、こちらもお忘れなく。肖像作品展内、ギャラリー4の瀧口修造特集も良かったですよ!